Cinematic Cafe Life -3ページ目

東京大学のアルバート・アイラー

ちゃんとJAZZを聴いてみたいな、と思いはじめた今日この頃。

とりあえず、JAZZに興味を持つきっかけを与えてくれた菊地成孔の著書を読んでみようと思った。

菊地 成孔, 大谷 能生

東京大学のアルバート・アイラー―東大ジャズ講義録・歴史編


なんだかとっつき難い。というわけで、ゆっくり読もうとカフェに向った。

珈琲がおいしく、照明がさほど暗くないカフェを選んだ。

そして、カウンター席に座った。


本は、東京大学で行われたJAZZの講義を、その語り口そのままで書かれていて、

内容はともかく、読み進める分には抵抗が感じられない。

ペラペラと読んでいくうちに、店のマスターの視線に気が付いた。


「面白そうな本ですね。」

どうやら、マスターはJAZZがお好きらしい。

そのとき、店内では昔のROCKが流れていたのだけれど、他の客がいなくなった途端、JAZZに替わった。

JAZZ初心者であること、菊地さんのこと、今度初めてBlueNoteに行くということ。を伝えた。

マスターは、難しいウンチク抜きに、次々と「こんなのもありますよ。」ってな感じで、

CDをとっかえひっかえ、それぞれの魅力を一言付け加えながら、色々と聴かせてくれた。

中には「これもJAZZなんだ!」という発見があり、私は珈琲を御代わりしながら聴き続けた。


どんなことでも、取っ掛かりで強烈な魅力を感じると、すんなり入っていける。

「もっと知りたい。」と思うし、知ろうと具体的な努力(行動)をする。

このカフェに行ったお陰で、JAZZのことをあんまり難しく考えないようになった。

本に対しても、「読まなきゃ。」というより、「読みたい。」が大きくなった!

聴きたいのを聴こう!

まずは、マスターに聴かせてもらって、一番印象的だった人のCDを買ってみようと思う。

CAFE GOTO

東京で一番ケーキが美味しい、と思うカフェ。


昔は授業をさぼってよくこのカフェ に行ったものです。

『カフェ』というより、森鴎外調に『カッフェエ』と呼んでしまいたくなるような。

ここは、昼間でも間接照明で薄暗く、落ち着いた雰囲気。

いつも珈琲の香りが満ちています。

マスターはじめ、お店の方々はどことなく普通だけど普通とは違う感じの素敵な方たちで、

学生街の中にあるため、お客さんの大半が学生です。

GOTOは、いつも行くカフェでありながら、私にとって常に「普段ではない」環境を提供してくれました。


大きな大きなタルトにパウンドケーキ、そして一番美味しいチーズケーキ!!!

いつも、どれにしようか・・迷いに迷いました。

でも、ベストマッチはやはり、珈琲とチーズケーキ。


卒業式の日も勿論、GOTOに行かずして卒業できるものか。と、家族と親友を連れ、GOTOに行きました。

何を食べたか・・おそらくまた、珈琲とチーズケーキだったと思います。

店内には他にも沢山の卒業生が座っていて、『皆考えることは同じだな。』と、嬉しくなりました。


今でも、大学の友達との待ち合わせはCafe GOTOです。

秋の大豊

カフェ巡りの途中、大豊という土地で秋に出会いました。


まだ緑色の草原がところどころ赤く染まっていました。

彼岸花が咲いていたのです。


オレンジ色のコスモスも咲いていました。

思わず車を止めて、のんびり眺めてしまいました。

そして、なんだかいい一日だなぁ。と、幸せな気持ちになりました。

(右の写真は、牛の放牧!)

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山小屋 Hana

休日のカフェ巡りは続く・・。


お気に入りブログ で見つけたカフェに行って来ました。

このカフェは山道を登って登って、空に近いところにあるんです。

店内の席&窓からの景色。

窓ならぬドアというドアがぜーんぶ開いていて、外からの秋風がやさしく吹いてきます。

今の季節にピッタリなのかも。

自然の中にあり、また、山の上に位置するので下の方にも自然を臨むことができます。

気持ちいいカフェですよー。


そして、いただいたのは、イタリアン!

ピザがめちゃくちゃ美味しかった♪想像以上だー。

  温州みかんのジュースがまた、感動的においしかったです。

  いい意味で、かっこつけてなくて、いい。

こういう場所こそ、気の置ける友達と一緒に来たいものです。

一人より誰かと。でも、窓の外を見ながらボーッとしててもOK!くらいの関係がよろしいのです。

MOJOYAMA MISSISSIPPI

Cafe Missysippy のお向かいにあるギャラリー、MOJOYAMA MISSISSIPPIにお邪魔しました。


元縫製工場をギャラリーにしているので、それはそれは広ーい空間でした。

隣には吉野川が流れていて、カヌーをしている人を見ました。

で。作品どうこうってのは私にはよく分からんのですが、ただ!

ただ!ただ!・・ヨダレが出そうなほどうっとりの空間があったので、ご紹介します。


   

どれも、このギャラリーの一角。(雰囲気伝わりますように!)

こんなところで座っちゃったら時間を忘れてしまいそうです。


私は、椅子とテーブルの組合せにはうるさい。

というのも、デザインどうこうって前に、高さが合ってるかどうかが、ものすごく気になってしまうんです!

写真真ん中の組合せは、やけに椅子とテーブルが「くつろいでくれ。」といわんばかりにマッチしていて、

いいないいな。と感激したのでありました。


余談ですが、D&DEPARTMENTのオリジナルカフェテーブルとカリモクの一人掛けソファの組合せは、

まさしくD&DEPARTMENTのカフェが使用している組合せそのものなのですが、

読書好きにはたまらん座り心地(over a cup of coffee!!)だと思います。

私はすっかり惚れ込み、自宅で愛用しております。

Cafe Missysippy

 久しぶりに、田舎のカフェめぐりをしてきました。


すっかり秋。

ドライブ兼ねて、高知県は本山町(高知市内から車で1HourTrip!!)のCafeMissysippyに行ってきました。

元縫製工場というギャラリーが併設されてると聞いていたので、

今日みたいに、のんびりできる休日に是非訪れたい。と思っていたカフェでした。


お店は、古民家を改装して、壁を深い赤(こげ茶色と良くマッチしています。)や

ファイヤーキング的エメラルドグリーンに塗っていて、所々青い物が飾られているのがポイントでした。

置物は般若の御面に骸骨の置物に、はたまた羊の化石の大きな写真が飾ってあったり、と、

様々な文化が入り乱れていました。

  好きなものを集めてみたらこんなカフェになった、のでしょう・・。

友達はキャラメルミルクティーとパンプキンチーズケーキ(だっけな・・??)、

私はマイルド珈琲とバナナチーズアイス、をそれぞれオーダーしました。

 ハッキリ言って、ガッチリ美味かった!!

キャラメルミルクティー、カフェオレ・ボールで出てきて、なんか和みました。

あと、食器もバラバラだけど、なんか統一感があるんです。


 ←これ、一等気に入ったー。

全ての食器を見ていて、クリニャンクールの蚤の市!なんて言葉が浮かびそう・・・。

新品じゃなくて、いい感じに使い古された感がありました。


今回は異空間に行って来た。ってな感じで、

カフェには本当にオーナーの人柄などが出てくると思いますが・・・

そういう意味で、このカフェはとても刺激的でした。


男前で陽気なオジサンがいたけど、あの方がオーナーでアーティストの藤島さん?

カフェでのんびりくつろいだ後、道を挟んで向かい側にあるギャラリーに行きました。(つづく)

おびさんマルシェ

この間の日曜日、田舎のマルシェに行ってきました。


その名はおびさんマルシェ。

高知の街中に「おびさんロード」という石畳のレトロな通りがあります。

繁華街のアーケードと並行に伸び、いたるところで繋がっているにもかかわらず、

この通りには独特の雰囲気が漂っており、のんびりとした時間が流れています。

カフェや美容室や洋服屋さんが軒を連ねる一方で、噴水のある静かな公園があったりします。


マルシェの日には、この通りいっぱいに沢山の地元アーティスト達が集い、お店を並べます。

自然と人の生活と、まさに地に足がついたものが沢山あって、見応え十分でした。

いうならば・・・クウネルの世界!!!


私は張り切って、マルシェが始まる11時に行きました。

(残念ながら、ほとんどの店がまだ準備中でした・・・。)

そんなに長い通りではないので、まず一往復・・・・期待に胸が膨らみます。

そして二往復目。

  手すき和紙ができるってなもんで、トライしました。

↑これは、和紙(ハガキサイズ)を絞ってもらっているところ。

自分で和紙を掬って、好きな押し花や葉っぱで飾りつけをすることができます。

・・・かなり集中しました。(小さい子供が嬉しそうに作っていましたよ。)


次に初めから気になっていたお店へ。

  手作りの石鹸屋さんです。

石鹸屋さんといえば、ほとんどLushに行きがちな私ですが、ここの石鹸は一味違いました。

香りが確か!

きっと余分なものが入ってないのでしょう・・ミント系の石鹸からはミントの葉そのものの香りがしました。

ちなみに、私はあずきの石鹸を買いました。

(他にも色々と気になったので、すごく迷いました。)


そんなこんなで、1時間程でしたが、初めての田舎のマルシェをたのしみました。

優雅な時間だったなぁ・・・次回はゆっくり、マルシェの中のカフェに腰掛けたいところです。

とまろっと

秋はキャンプだ。


この週末はキャンプに行ってきました。

真夏に行くキャンプと違って、涼しく、

「秋の夜長」とはよく言ったもんだ・・・・ってくらい、明け方まで楽しく呑みました。


キャンプって、アウトドアなイメージが・・。

いや、むしろ、もろアウトドアなのですが。

今回のキャンプは、夜に着いてBBQをやり、バンガローに泊まりながらひたすら大富豪に明け暮れる。

という、限りなくインドアに近いキャンプで、

汗を流して楽しむどころか、おしゃべり&トランプで夜が更けて行きました。

次の日、全員目の下を青くしながら、午前中にはキャンプ場を後にしたことはいうまでもありません。


BBQは、私が着いた時には既に、早く現地入りしたメンバーで準備してくれていたので、

そのお返しに、次の日の朝は梅おにぎりを作り、珈琲を入れました。

自然の中で立る珈琲もまた、格別に美味しいですよね。

最初にお湯を注ぎ、蒸らしている間に漂う香りが、なんとも贅沢です。


今回行ったとまろっと は海の傍にあります。高知県は四万十市です。

(雨のせいで波の音までは聴こえませんでした。)

炊事場も広くて使い勝手がよく、道具もほとんどレンタルすることができます。

ちかくに温泉 があり、私はいけなかったけれど、かなりの評判です。


来週末はお月見キャンプに行きたいなぁ。

ケーキや!はちみつ

イノダ珈琲と一緒に和風ケイクを楽しめる、田舎カフェのご紹介。


 さてさて、イノダ珈琲をご存知ですか?

私がイノダ珈琲と出会ったのは、むかしむかしのこと。

京都にあるレトロな喫茶店で、店員さんの昭和時代さながらエレガントな風貌はさることながら、

重みのある珈琲カップに至るまで、独特の「INODA」的雰囲気が漂うお店です。

(立派な旅館にある喫茶店は、きっとこんな感じではないかしら。)

珈琲といえば、注文時にミルクとお砂糖の有無を伝え、既に入った状態でサーブされます。

ちょっと酸味が強いなぁ・・・。でも、なんでこんなに落ち着くんでしょう?

この印象は今も昔も変わらず。未だにイノダ珈琲を愛し続ける所以でもあります。


イノダ珈琲を飲むとき、私はいつも以上に珈琲を味わうようにしています。ゆっくりと、でも熱いうちに。

本を読みながらではなく、いつも考え事をしながら飲んでいるような気がします。


さて、私がイノダ珈琲の珈琲をいただく店は2軒。

一軒目は、京都の清水寺に行く途中にある清水店。

庭園を眺めながらゆっくりとくつろぐことができることと、隣に松栄堂さん(お香のお店です。)がある

というわけで、京都に行けば必ず寄る場所でもあります。


 そしてもう一軒が、高知県にあるケーキや!はちみつ。


店主が陶芸をされているらしく、一つ一つの食器もとても凝っています。

そして何より、季節感たっぷりのケイクがイノダ珈琲の珈琲にぴったりなのです。


田舎で都会的珈琲をいただく。というのは、また格別の優越感を感じるというものです。

田舎ではよく、「あのカフェには○○の紅茶を置いてあるよ。」という様な会話が展開され、

都会的なものを置いてあるということが、その店のうりになることがあります。

実際この手の店に行くと、その都会的商品に限らず、随所にオーナーのこだわりが見え、

すてきな物に遭遇する確率が高い、と常々感じています。

ケーキや!はちみつもそのお店の一つで、イノダ珈琲が飲みたいから。だけではなくて、

あの優しい味のケイクたちに会いたくて、すっかり「よく通うカフェ」となりました。


田舎カフェには、こんな楽しみ方もあるんです。

よさこい祭

土佐の一番熱い2日間が終わりました!


  私が参加したチームおきゃく屋の衣装は昔ながらの着物でした。


踊り始めの会場は知寄町。

さぁ踊るぞ!って、みんなで盛り上がってきた頃に、突然の雷雨!!!

衣装も荷物もびしょぬれ、せっかく結った髪も乱れてしまう・・・というハプニングがありましたが。


    よさこい最高!!

めちゃ楽しかったー。


我がチームおきゃく屋は、おきゃく(土佐弁で「宴会」の意味。)らしく、楽しく呑んで呑んで、

もともと酔っ払いの踊りだから、朝から真っ赤な顔して踊り続けました-----。


汗水垂らしっぱなしで踊っていると、観客の方が団扇で扇いでくださいました!

他のチームの踊り子に会う度に「おつかれ!」「こんにちは!」ってお互いに声を掛け合いました。

高知の町全体が、大きな大きな一体感に包まれていました。


チーム内でも、練習ではあまり話す機会がなかった踊り子同士、どんどん仲良しになりました。

もともと雰囲気がいいチームだったけど、助け合ったりするうちに更に盛り上がっていきました!

おきゃく屋の踊りの振り付けには、思い切り両手を挙げて飛び上がるところがあるのですが、

2日目にはもう「誰よりも高く飛ぼう!」てことになり、全員で声を上げながら思い切りジャンプしました☆

もう最高だよー!!!

笑顔で・楽しく・自分のために!がおきゃく屋の合言葉。

でも踊っていると、楽しくて楽しくて、自然と歌っちゃうし・・・笑っちゃうし・・・


   一番楽しかったのは、最後の踊り納めとなった菜園場。

観客との距離が近く、最もおきゃく(宴会)っぽい場所ということで、超おきゃく屋好みの会場なのです。


「最後」だから、みんなめちゃくちゃハイテンション!

その上、既にバスでの移動中に大盛り上がりでおきゃく(宴会)しているので、準備万端!

とにかく楽しく、思い切り!残りの力を使い果たしました!!!

必死で楽しんだから、踊り終わった後、スタッフの方々が一人一人が挨拶をしたとき、泣きそうでした。

というか、もう涙出てました。

達成感とか、祭が終わってしまう寂しさとか、感謝とか・・色んなことが一気にあふれてきました。

    あーあ。楽しかったなぁ。また来年踊るぞー。