Cinematic Cafe Life -13ページ目
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ターミナル

  間もなくDVDが発売されます!
タイトル: ターミナル DTSスペシャル・エディション

この映画は、東京じゃなくて実家のある、地方の県で観てきました。当時私は遠距離恋愛をしていて、しかも実際近くにいる時間より遠距離の時間の方が長いという・笑 異色の恋愛だった故に、離れていても、映画好きの彼と同じ映画を観て、その感想を報告し合うのが楽しい習慣だったのです。


ちなみに、私にとって『ターミナル』は別に観たくもなんともない映画でした。でも、観終わるとやはり『おもしろかったな!』って思うものなのよね。単純に『観て損したよ!』と思う映画にはまだ出くわしたことがないし。・・・そんなこんなで、人の好みに付き合って映画を観るのも、新しい発見があって、刺激的な映画鑑賞法なんじゃないかと、思います。


で、ターミナル。

印象的なシーンが沢山ある、やさしい映画でした。人と人の繋がりのあたたかさを感じられます。空港のターミナルがそういう場所であるように、『待つ』ことが大きなテーマになっています。


私の好きなシーンは、ある人が待つことを止めるシーン。大切な何かを『待つ』って、自分で『もうやーめた!』ってすぐに割り切れるものじゃないし、勇気がいることだと思います。私も長い間待つことを続けた経験があるけれど、待っている間、それは私の頭の中の大半を占めていました。いつのまにか待つことを止めていたけど、でも、いきなり『やーめた!』はできなかったです。

どっこい、映画の中では、本当に『やーめた!』で待つことを止めちゃうシーンがあるんですよね!映画が見せてくれる夢だなぁ・・なんて、うっとり観ていました。こういうハリウッド映画も好きです。

恋の門

『門くん』って、名前の響きがとても気に入りました。

 この映画はコスプレマニアのOL(酒井若菜)と自称漫画家、石で漫画を描く芸術家『門くん』(松田龍平)の、超オタク世界ラブストーリーです。ラブストーリーってほど綺麗な話じゃないけど・・。

『アキバ系』はいまやすっかり市民権を得て、日本のオタク社会は世界に誇るべきものになっていますが!ほんとのところ、オタク社会って何なの?と思っている非オタク人は沢山いると思います。私もその中の一人。この映画は、そんな人たちのために、日本のオタクたちのリアルライフ&恋を赤裸々に描き出しています。『こみけ』って知っていますか?自作の漫画を売るイベントで、オタクの方々が先を争って足を運ぶイベントがあるのです。しかも、幕張ビッグサイトで行われちゃったりしてるんですよー。コスプレしたりして。おおお。すごい。

ラブシーンなんて、手と手を取り合って漫画を描いちゃったりするから・・とても色っぽいシーンだけど、素直に素敵だとは思えない(涙)・・・ほのかにきもいけれど、愛をもってオタクを理解することができる映画です。


あと、忌野清志郎が歌って踊っております。びっくりしたー!

  いろんな意味で豪華です。
タイトル: 恋の門 スペシャル・エディション (初回限定版)

誰も知らない

やばいです・・これは。

『観なきゃよかった』とさえ思えるほどの問題作。

めちゃくちゃな現実とむじゃきな子供たち。

むじゃきな母親。

残酷といえば残酷です。

そして、その残酷な中に、微笑ましい風景が沢山あります。

心から笑ってしまうような、懐かしいような。

こんな辛い映画初めてみました。

庵野監督の『式日』以来の感情です。

ただ、カンヌで賞をとったということは、大納得です。

只者ではないですよ。作品といい、役者といい・・・リアリティがすごい。

『ワンダフルライフ』然り、この監督の作品はあまり好きではなかったのだけど、とんでもない人だと分かった今、もう一度全ての作品を観直してみようかとさえ思います。

タイトル: 誰も知らない
タイトル: 式日   岩井俊二監督が役者として主演しています。
数年前の東京国際映画祭@Bunkamuraで上映されました。

僕の彼女を紹介します

これ、泣かなかった人っているのかしら?

 

DVDが出るのを待ちに待って・・レンタル屋さんに行ったらなくて(涙)、返却棚を探して、運良く発見宙を舞うようにふあふあおうちに帰ってきて、速攻観ました。だって、映画館で観た友達は『めちゃめちゃ泣けるよ』って言っていたから、泣ける映画に飢えていた私はもう・・我慢できないくらいこれが観たかったのです!!

 

しかしだな。

なんで気づかなかったんだろう。スイッチを入れる前に。

 

このDVDからは『ほーれ。泣いちゃえ泣いちゃえ!』っていう声?信号?が出まくりなのです。実は。ストーリーもめちゃくちゃっていうか、特に変わったことはなく、主演のチョン・ジヒョンはとってもかわいいし、動きも面白いのだけど、それ以外は・・別に・・。大好きな彼が死んでしまうお話、以上!なのです。んー。

 

もちろん、私は泣きましたよ。だって、大好きな彼が死んで、悲しくて、もう一度会いたい!って、そんな思いを見せられたら、泣かない人がどこにいるのよー!最高潮に幸せなとき、『もし彼がいなくなったらどうしよう』って、訳もなく不安になった経験は私にもあります。・・・でも、やっぱり中途半端なお話なの。残念ながら大泣きには至りませんでした。

 

タイトル: 僕の彼女を紹介します 特別版 〈初回限定生産〉

下妻物語

ロリータファッションに身を包む深田恭子と、カリスマおしゃれモデル(変な言葉でごめんなさい。)の土屋アンナがヤンキー特攻服(っていうの?)を着こなし、異色のfrendshipを築いていくお話です。

 

まだ観てない?

 

いやいや、これは観なきゃいけません!!

2時間笑いっぱなしですから。

 

『ロココの神様、』って、フリルの世界でしか生きられない深田恭子が、キャベツ畑の広がる田舎の中、ブリブリの真っ白なレースの日傘と超ハイソールの靴をはいて歩く姿は必見です!ヤンキー土屋アンナは終始道端に向かって唾吐いています(笑)二人とも役にはまりすぎ♪その他の役者陣も、雨上がり宮迫、篠原涼子、阿部サダヲなどなど、みなさま役にぴったりすぎて・・お腹が。

 

タイトル: 下妻物語 スペシャル・エディション 〈2枚組〉

恋は邪魔者

プリティウーマンを見た後の母は、必ずにやけている。

観終わってから1時間たっても、まだ・・・。

 

たぶんこの映画も、母がにやけっぱなしの一本になること間違いない!

 

あれは50年代?なのかな。

衣装がとってもキュート!

非現実的な衣装やファニチャは、まさに映画が見せてくれる夢の世界。

ハリウッド映画が全部こうだったらいいのにな、と思った。

 

かくいう私も観ている間はにやけっぱなしで。

タイトル: 恋は邪魔者 特別編

 

 

ドッペルゲンガー

これ、レンタルビデオ屋さんのジャパニーズ・ホラーのカテゴライズされていたから、「こわそうだけど・・」おそるおそる借りてきた。でもこれ、ホラーじゃないよね。というか、いまどきの日本映画にはないくらい、しっかりしたストーリー構成がされてて、非常におもしろい!先が読めない(すべてが予想の範囲外)。

 

ときどき、どっちが本人でどっちがドッペルゲンガー(本人の”悪”の部分だけをとった本人のコピー)だか分からなくなった。それが更にドキドキ感を盛り上げる。役所さんの目つきがとても怖い。

 

ユースケ・サンタマリアも出演している。何も考えていないけど壊れている人、を演じさせたらこの人の右に出る人はいないんじゃないかしら。狂気をチラリと覗かせていたもの・・。実生活もこんな人だったら嫌だな。(でも少し、共通点があるんじゃないかと想像する。)

 

この映画、眠れない夜にごらんあれ。

タイトル: ドッペルゲンガー

スウィングガールズ

うわー!音楽やるってたのしそう。

とにかく楽器ができて、人が集まればJAZZができる!

 

とか思ってしまうくらい、素敵な映画だった。

田舎の女子高生、ガッチリ女子高生なんだけど、語尾に全部「ズー。」がついてて(笑)

あのかわいい顔とのギャップが最高ズー。

 

JAZZとの出会い!とか。

単純に、音楽楽しい!とか。

 

とても純粋で、微笑ましくて、夢中にさせてくれる映画だった。

観てて元気でるよ。

 

タイトル: スウィングガールズ スタンダード・エディション

真夜中の弥次さん喜多さん

何がいいって、映画館全体の雰囲気!

あの2時間、会場は妙な一体感で包まれていた!

もう笑っちゃって。みんな声出しすぎーっってくらいに。

 

長瀬が演じる弥次さん、ほんと男前だった。

中村七之助が演じる喜多さん、ほのかにきもくて最高だった◎

 

とにかくキャスティングが豪華だったなぁ。

楳図かずお出てくるし!

ARATAは相変わらず無口な役が似合っていた。ビバ★男前。

ARATAと一緒に麻生久美子(本当にきれい。なりたいなりたい。)が出ていたけれど

二人は最高にお似合いだと思った。

 

もうこの映画はストーリーがどうこうっていうより、・・・笑いっぱなし!

遊園地気分で観る映画だと思う。

クドカン、いい仕事してくれるよ。

めちゃくちゃなんだけど、楽しくってたまらないから。

音楽もROCKだー!

 

愛し合う弥次さん喜多さんがいつまでも幸せでいてくれたらと思う。

アーティスト: サントラ, 長瀬智也, 中村七之助, 宮藤官九郎
タイトル: 「真夜中の弥次さん喜多さん」オリジナルサウンドトラック

トニー滝谷

あんな悲しい話だなんて思わなかった!

 

孤独がどういうものか、自分の中に孤独がある人が観たら、絶対悲しくなると思う。

孤独からやっと抜け出して、また戻される。

孤独じゃないことを知ってしまったから、余計に孤独が孤独である。

 

それから、とても丁寧に作られている映画だと思った。

というのは、どのシーンも画面から目をそらせることができなかったから。

舞台のような演出があったり。

 

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好きな映画です。

村上春樹ファンじゃなくても、是非スクリーンでごらんあれ。

著者: 村上 春樹
タイトル: レキシントンの幽霊
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